セックスは、「最高のコミュニケーション」だ 言葉がなくても、相手の気持ちが全てわかる
日本独自の俗な言い方ですが、人間の3大欲求は「食欲、性欲、睡眠欲」であると言われます。その中でも性欲だけはパートナーを必要とします。
性欲は自慰行為で満足できるし、我慢しても死なないだろう、というのは性欲を「種の保存の欲求」と考えたときの話です。
男女が性行為をするにあたり女性は、病気・妊娠・心体の傷などとても大きなリスクを抱えます。なので女性はセックスのパートナーを慎重に選びます。そしてパートナーに選ばれるには、他のライバルに勝る必要があり、コミュニケーション能力が最大限に問われます。
「性欲」とは「心が生きる欲」
また性欲は「心が生きる欲」と書きます。
性生活が充実している人は、生き生きとしてパワーに満ちあふれています。それは科学的にも実証されていて、やる気やパフォーマンス向上のホルモンである「テストステロン」、幸せホルモンの異名を取る「オキシトシン」や「セロトニン」、心とカラダを整えてくれる「エストロゲン」、免疫力を高める「免疫グロブリン」の放出など、セックスは人生の万能薬とも言える効能を発揮します。
僕はAV男優という職について18年が経過し、体をかさねた女性の数は8500人をこえました。とはいえ、ただ積み重ねただけの数字には何も意味もありません。その中から何を得て、何を考え、伝えることができるのか。それに満足に答えることができて初めて、数字に意味が生まれると考えます。ならば僕がこの8500人の経験から一番に学んだことは何かといえば、それは「相手を想う気持ち」です。