セックスは、「最高のコミュニケーション」だ 言葉がなくても、相手の気持ちが全てわかる

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

セックスは最高のコミュニケーションで、セックスの最中は言葉がなくても会話が成り立ちます。相手が何を思い、何を考えているのかがわかるのです。それがわからないというのは、体はひとつになっていても脳まではひとつになりきれていない証拠。相手が何を望み、どう感じているのか。それを探り考えながら行うセックスができる人は、日常生活でも周りへの配慮や仕事での姿勢というかたちで、相手を尊重している人であるはずです。

悲しいことに世の中には、自分本位のセックスに没頭している人がとても多いようです。それはセックスではなく相手の体を使った“自慰行為”であり、そういう人はセックス好きではなく“ただの快楽好き”なのです。セックスの素晴らしさは相手を想うことであり、愛のあり方とコミュニケーションをとる素晴らしさを学ぶところにあります。

3つのアドバイス

さて、以上の“セックス本質論”を踏まえつつ、以下にグッドセックスの実践的なアドバイスを提供します。AV男優をしていてよく聞かれる質問を基にセックスのマナーや考え方、性知識についてまとめたものです。

1.「早漏で悩んでいる」──挿入時間が短ければ前戯を上達させて帳尻合わせをし、後戯で満足を感じてもらえるよう心がけることです。実践的なテクニックとしては、前戯では四肢と口を駆使し、射精のコントロールが利く唯一の体位・側位(側臥位)を間に挟み、イキそうになったら“腰を止める勇気”を持つ。我慢には限界があるので我慢しない方法を考えましょう。

2.「最近、中折れしてしまう」──糖尿病や神経系の病をしていない限り、原因は精神的なものです。途中でダメになったらどうしよう、お酒を飲んでいるから等、セックスが始まる前から不安な気持ちでいると、言霊という言葉があるようにその気持ち通りになってしまいます。不安な気持ちを捨て、目の前の女性に興奮をぶつけるのが一番の近道。また毎日1回でも良いのでスクワット(屈伸運動でも可)をする。それにより下半身の筋肉を刺激し男性ホルモンを出やすくします。亜鉛とシトルリン・アルギニンをサプリメントから摂取し、男性ホルモン量を増やす努力をしましょう。

3.「潮の吹かせ方を教えてほしい」──潮を吹かせることによって自己顕示欲を満たそうとしているに過ぎないので、吹かせる必要はありません。吹かせようと躍起になることにより、女性が肉体的にも精神的にも傷付けられているケースが多いものです。

次ページ後戯を軽んじるな!
関連記事
ライフの人気記事