新日本プロレスの経営改革を取材してみた

グローバルエリートがリング・イン

グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
昨年末に来日した際、新日本プロレス側の厚意を得て、東京の某会場での試合を観戦させていただいた。

「赤コーナーより、天山ひろよし選手の入場です!」

ウォオオオオーという地響くような歓声。恐ろしくのけぞったポーズで入ってくる中邑真輔選手に黄色い声援が投げかけられる。リング上では懐かしの小島聡選手の高速マシンガンチョップが観客を盛り上げ、目の前で筋肉モリモリの大男たちが椅子で殴り合っている。前方右に目をやれば、通路席で立ち見しながらメモをとるえらく美人なサムライTVの女性レポーター。

そのすぐそばで後ろから突進してきた、屈強なプロレスラーの皆さんに背中を突き飛ばされ、前のめりに倒れかけた大柄な男性の姿が見える。汗まみれのレスラーに通路で押されて“場違いなギーブスアンドホークスのジャケット“に汗をつけられ狼狽しているのはそう、グローバルエリートは見た!のプロレス特集で昨年末、大ひんしゅくを買ったグローバルエリートこと私、ムーギー・キムである。

年末の公約どおり私は、昨年末に来日した際、新日本プロレス側の厚意を得て報道陣として東京の某会場での試合を観戦させていただく機会を得た。今週から数回にわたって、来日時に目撃したプロレス界の経営計画の中身と成果を皆様と共有したい。

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