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夏野剛(上)「オタクが100人のエリートに勝つ」 IT・ネットが変えた個人と組織の関係

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社内に人脈があると言うけど、そんなものは能力があれば、WINーWINなんですよ。「アイツのことを昔から知ってる」っていうのはプラスにならないです。むしろ知りすぎてて、めんどくさい。くだらない情報ばっかりくっついているワケです。「5年前に俺の顔に泥を塗った」とか。くだらない。みんな同じ井戸の中で、井の中の蛙方式になっているから。外界で戦わないで井の中でゴチャゴチャちっちゃい戦いやっている。まったく生産性がない戦い。これがニッポンの組織です。

業界という壁が潰れた

――組織を現場から変えていけるでしょうか。

上から出ないと方向性が定まらない。ボトムアップではもうダメなんです。なぜかというと業界という壁がボロボロ潰れちゃった。どんな企業でも選択肢が多すぎる。ボトムアップをすると戦力の逐次投入になって、どこにも集中と選択ができなくなる。上からイノベーションを起こして、そこに資源を集中できると何か新しいものが生まれる。

今の大企業のやり方って、どの大企業も総合生活産業とかいって、あらゆるものに手を出すでしょ。技術的には出せるんですよ。ところがリソースが分散する。ヒトとカネが。全部中途半端で一つもうまくいかない。

※インタビュー後編はこちら

(撮影:梅谷 秀司)

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