「母が弟の上履きをネットで販売」「中1の娘を撮影し…」 あれは"性的虐待"だった…子が受けた深い傷の中身
大学生の女性(21歳)には、どうしても消えない記憶がある。
中学1年生のころ、母親に「中古の上履き」を履かされ、その脚を撮影された出来事だ。写真付きの上履きはそのままフリマサイトに出品された。
わずか数千円のためにおこなわれた、たった一度のこと。しかし、実の親から性的に利用されたという事実は、女性の中にあった母親への信頼を根底から壊した。
成人した今でも、その傷は癒えず、「自分が子どもを産み育てる」という将来像を描けなくなるほど、深く刻まれている。
親の行動に「性的虐待の疑いがある」と専門家は指摘した。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)
「女の子が履けば高く売れる」拒絶を押し切った母親
取材に応じた手嶋夏菜子さん(仮名)によると、高校を卒業するまで暮らしていた実家の家計は、決して裕福ではなかった。
専業主婦だった母親は、小学生の弟が履き潰した上履きを売ろうと思いつく。
「女の子が履いていたことにすれば、高く売れる」
そう言って、当時中学1年生の手嶋さんに弟の靴を履かせ、カメラを向けた。彼女は「いやだ」とはっきり拒否した。しかし、母親は聞き入れなかった。
「女の子が履いた靴を欲しがる人に気持ち悪さを感じました。そんな人に自分の脚の画像が渡ることも、『良くないことだ』と感じていました」


















