「思考のスピードが速い」人の頭の使い方 「推測・意見・事実」を仕分けしよう

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相手に質問をするときは、いちばん最初に「今日は仕事の効率化のために、○○さんが今抱えている仕事量の課題について、正確に教えてほしいんだ」とか「今日は、A商品の売り上げが落ちている原因について、質問します」などと、テーマをしっかり示す必要があります。

「広げる質問」と「深掘りする質問」

よい質問をするためのもうひとつのポイントは、「広げる質問」と「深掘りをする質問」を意識することです。

質問をするときは、「2つのベクトル」を用います。ヨコ方向に「広げる」ベクトルとタテ方向に「深掘り」をするベクトルです。この2つを意識しないまま単に疑問を投げても、回答は支離滅裂となり、井戸端会議のようになってしまいます。

たとえば、「関東エリアの売り上げが落ちてきている」という事象に対して、「他の地域はどうなのか?」と聞くのが、広げる質問(ヨコ)です。

一方、「東京はどうか?」「千葉はどうか?」など、関東エリアについて深堀りし、さらに「東京の中ではどうなっているのか?」といった具合に、その事象についてどんどん深掘りしていくのがタテの質問です。

可能であれば、この2つのベクトルを「質問している相手」と共有できると、相手は自分が今、何を聞かれているかがわかるので、話が通じやすくなります。次のような図を書きながら、質問を進めていけば、最短で本質にたどり着くヒアリングが可能になります。

インプットする上では「疑う」ことも大切です。同僚やメンバーにデータ集計を依頼していたが、集計する対象が間違っていたり、方法が間違っていることがあります。その間違ったアウトプットをそのまま自分のインプットにしてしまうと失敗につながります。

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