「思考のスピードが速い」人の頭の使い方 「推測・意見・事実」を仕分けしよう
人のことを疑いながら仕事をしたくはありませんが、自分自身も含め、人は誰しも間違いを起こす、ということを前提に仕事をしなければなりません。仕事を受けた側には問題がなくても、依頼した側の説明の仕方が悪くてミスにつながる場合もあります。
間違いがあったことで振り出しに戻ることがないように、人の調査結果や報告について、健全に疑うようにしましょう。
一般的にこれは、クリティカル・シンキングと呼ばれるものです。クリティカル・シンキングは、日本語に訳すと「批判的思考」となり、ちょっとネガティブなイメージになってしまいます。しかし実際は批判したり非難したりする、ということではなく、「健全」に「批判的観点」で物事が正しいかどうかを考える思考プロセスなのです。
迅速に結果の妥当性を確認する3つのポイント
とはいっても、人の作業結果をすべて細かくチェックすることはできません。そこで、迅速に結果の妥当性を確認する方法を紹介します。ポイントは3つ。
② どのようなアプローチを取ったか
③ アウトプットをどう評価しているか
インプットデータとアプローチが合っていれば、結果が大きく間違っていることはほとんどありません。そして、そのアウトプットに対しての、その人自身の評価を聞いておけば、それで正しさの確度が上がります。
たとえば、「このハンドクリームは冬以外は売れません。夏場に投入するのはやめたほうがいいと思います」とメンバーが報告を出してきたとき。「『冬以外は売れない』というデータはどこから持ってきたのか?」「どのような理由で夏場はやめたほうがいいと考えたのか?」「その提案を自分はどう評価しているのか?」について確認する。こうしたプロセスをふめば、正しい答えを得ることができるはずです。
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