① 道徳心
特徴:道徳心が強い人は、ルールやマナーをきちんと守る正義感の強い人です。しかしルール順守へのこだわりが度を超えると、自分には裁く権利のないことまで口を出し、「自分がしつけなければ」と介入しては、怒りをあらわにしてしまいます。
対策:怒ったところで相手や状況が変わらないのであれば、「現実的・具体的」な対処策を考えましょう。たとえば、パートナーが大事な約束事を守れなかったとしても、「過ぎたことはもう変えられない、ではどうしたら……」と思考を切り替えることです。
② 利己心
特徴:利己心が強い人は、最上や完璧を目指すことに努力を惜しまないタイプ。しかし完璧を目指すあまり、自分と価値観の合わない人が許せず、度を超すと、合わない人を非難し、排除しようとしてしまいます。
対策:白黒の二元論でなく、グレーを許すように意識しましょう。成長途中の人は、結果論でなくプロセスで認めるようにしましょう。「10のうち5『しかできない』、ではなく、5『までできた』」ととらえます。
非難するばかりではなく、妥協点を探す
③ 自尊心
特徴:自尊心が強い人は、誇り高い人。しかしプライドが高すぎると傲慢になることがあり、周りから軽く扱われたと感じたときに激怒してしまいがちです。他人の評価を必要以上に気にし、自分に対する批判を許しません。自分が絶対ですから、モラハラの加害者になることもあります。
対策:相手の言動にいちいち振り回されず、「I’m OK Your OK」のアサーティブな対応を身に着けましょう。相手の言動に悪意を感じたとしても、冷静に理由を聞けば、逆に相手が恥ずかしくなって、意地悪をやめる可能性もあります。
④ 執着心
特徴:執着心が強い人は、粘り強く、執念深く物事に取り組みます。しかし度を超すと、頑固で融通が利きません。自分の考えを意地でも譲ろうとしないため、少々のことでカリカリしやすくなります。人の話を聞こうとしない面も出てきます。
対策:自分の「べき論=コアビリーフ」をゆるめ、許容度を増やしましょう。たとえば、相手の趣味嗜好が自分とは合わなかったとしても、非難するばかりではいけません。互いに意見交換するなどして、妥協点を見つけましょう。
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