⑤ 警戒心
特徴:警戒心が強い人は、用心深く謙虚です。しかし度を超せば、警戒心が猜疑心となり、謙虚が劣等感となります。また、不安で情報過多になっているので、物を捨てられない人も多くいます。
対策:情報の取捨選択をしましょう。情報が多すぎることによって見えなくなるものも増えてしまいます。相手のアラ探しなどせず、そして、相手にレッテル貼りをしないようにしましょう。
⑥ 自立心
特徴:自立心が強い人は、長いものに巻かれません。しかし度を超すと、独善的になり、誰に対しても反抗的・批判的態度をとってしまいます。後先考えず、また黙っていられず、誰彼かまわず絡んでしまいます。
対策:周囲に目を向け、空気を読みましょう。そして、その都度、深呼吸をし、いったん落ち着いて、相手の「売り言葉」に「買い言葉」で返すのはやめましょう。軽率に言い返しても関係が泥沼化するばかりです。
「べき論」の扱いはこんなにも難しい
この連載で何度も述べていますが、「べき論=コアビリーフ」は、目標達成への原動力になるものですから、持っていなければ困るものです。しかし「べき論」は、自分の目の前で裏切られ、その裏切りの度合いが大きければ大きいほど、強い怒りとなって表出するという、扱いの難しいものでもあります。
ですから、自分の「べき論」を大切にする反面、過度にパートナーへ押しつけることで、取り返しのつかない悲劇を生まないようにしましょう。
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