「内定ブルー」「オワハラ」…就活の悩み対処法 企業との微妙な関係に揺れる学生の心象風景

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このようなことにならないためにも、「とりあえず内定が出てから考える」のではなく、つねに先を考えながら動くことが大切です。次の事態を想定し、対策を考えながら行動するクセは、社会人になってからも必要なもの。さまざまなシミュレーションをしておけば、想定外のことが起きたときにも、その状況内での選択肢を考え、行動することができます。

第1志望群で内定が出たら第2志望群はどうするか、Y社とZ社の両方から内定が出たら、よりどちらにひかれるのか。その理由はなぜだろうという問いかけを、つねに自分自身にしておきましょう。

志望と選択理由が整理できていれば、B君のような煩わされることもありません。速やかに判断ができ、影響を最小限に抑えることもできるのです。また決めるための材料が足りないのであれば、OB・OG訪問などでもう一度話を聞かせてもらってもいいのです。決めきれずに長期化するのを防ぐためにも、判断材料を自分から取りに行くことも大切です。

動けばチャンスはつかめる

まだ内々定が出ていない人は、これからのチャンスを生かしましょう。景気の影響もあり、採用意欲が高まる中で企業の採用意欲は極めて高いのが現状です。さらに今年はスケジュール変更の影響もあり、想定以上の辞退があって追加募集を行う企業も多くあります。

それ以外でも事業計画の修正があり追加で採用を行う企業が出てくることもしばしばありますし、キャリアセンターに求人を持ち込む企業もあるのです。

情報は、自分から取りに行く人のところに集まります。追加求人などの情報も、自分から動いている人にしか見えてきません。これまで志望群を絞り込みすぎていたなら、少し範囲を広げて情報を取りに動いてみてください。きっと道は開けます。

増本 全 リクナビ副編集長

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ますもと ぜん

リクナビ副編集長。2004年リクルートに新卒入社。入社以来、HR事業領域にて営業・事業企画・商品企画を経験。現在は大学や学生に向けてキャリア/就職支援の講演や授業等を年間100回程度実施。
 

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