ゴールドマンエリートが、起業家を目指すまで

ウォートン流、自分らしいリーダーシップの見つけ方

「”超一流MBA校”で戦う日本人」。第3回目にご登場いただくのは、ペンシルベニア大学ウォートンスクールに留学中の浅原大輔さん(33)。
浅原さんは、ゴールドマン・サックス証券を退職して、ウォートンに私費留学。浅原さんは、生まれも育ちも日本で、いわゆる帰国子女ではない。23歳のときに大学院の研究の一環で、初めてアメリカに行ったのが、人生初の海外体験だったという。
もともと大学院で、コンピューターサイエンスと数学を専攻していて、「いつかイノベーションにかかわる仕事をしてみたい」と思っていたところ、MBA留学に挑戦した友人に触発されて、一念発起。ゴールドマン・サックスを退職し、2011年7月、ウォートンへ留学した。
現在は、ウォートン・サンフランシスコ校の特別プログラムで、4カ月間、起業家精神などを学んでいる。浅原さんは、留学中に、モバイルアプリの開発会社を友人たちと起業する予定だが、サマーインターンとして働いたヘッジファンドにも興味があり、現在、卒業後の進路を模索中だ。

「ウォートンに留学しなかったら、『起業』などキャリアの選択肢にもなかった」 という浅原さん。MBA留学は、浅原さんの人生をどう変えたのか。サンフランシスコに滞在中の浅原さんに取材した。

リーダーシップの「型」は、性格の数だけある

ペンシルベニア大学ウォートンスクールの授業は、2011年8月、「Foundations of Teamwork and Leadership」(チームワークとリーダーシップの基礎)という4日間の集中講義から始まった。

授業を教えるスチュワート・フリードマン教授は、元米副大統領のアル・ゴア氏やゼネラル・エレクトリック(GE)社の元CEO、ジャック・ウェルチ氏のアドバイザーを務めたリーダーシップの専門家。

「仕事」も「家族」も「自分」も「社会貢献」も、犠牲にしないで両立させよう!というトータル・リーダーシップ・プログラムの提唱者としても有名。『Total Leadership: Be a Better Leader, Have a Richer Life』(Harvard Business School Press)など、アメリカで多くの著書を出版している。

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