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ゴールドマンエリートが、起業家を目指すまで ウォートン流、自分らしいリーダーシップの見つけ方

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12年3月、日本への研修旅行で広島へ。浅原さんはデレックさんの言葉に感銘を受けた

「『過去にアメリカと日本は不幸な歴史があったけれど、僕は今、日本が大好きだし、日本人であるダイスケとここで写真を撮りたい』って言ったんです。アメリカ人なのに、原爆ドームの前でこういうことが言えるなんて立派な人だな、と改めて思いました」

デレックさんと知り合って1年半。浅原さんの中に、「起業家精神」が育まれてきたという。

現在、日本にいる友人たちと、モバイルゲーム「ヤオロズフェアリー」を開発中で、まもなく正式に公開する予定だ。「起業家ってこんなにかっこいい人たちなのかと、デレックを見て思ったのが大きいですよね。

投資銀行にいたら、新規ビジネスを始めたいなんて思わなかったでしょうね。『結果より行動だよ!』ってデレックに言われて、背中を押してもらったというか、勇気をもらった感じですね」

CEOを解任され、2回離婚したとしても…

12年9月、浅原さんはウォートンで、生涯忘れられない講義と出会う。大手証券会社チャールズ・シュワブの元CEO、デビッド・ポトラック氏の特別講義だ。

「Leading bold transformational change」(大胆な変革を主導するリーダーとなる)と題された6時間の集中講義に、勇気をもらったのだという。

ウォートンの卒業生でもあるポトラック氏は、1990年代後半、オンライン証券会社が台頭する中、チャールズ・シュワブ社で大改革を進め、「店舗での顧客サービス」と「オンライン取引」を融合するビジネスモデルを確立することに成功した。『クリック&モルタル』という著書を出版し、この言葉を生み出した人としても有名だ。

最新鋭のフィットネスセンターを寄贈するなど、現在もウォートンとのかかわりは深く、現在は、リーダーシップを専門に教えている。

浅原さんは、最初、ポトラック氏の60代とは思えないほどたくましく鍛え上げられた体格と、威厳に圧倒されたという。どんな成功談が語られるのだろうと気構えていたら、いきなり、赤裸々な自分の人生体験を語り始めた。

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【成功やお金は、遅行指標でしかない】

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