京都「超内向き」気質が今、様変わりしている

気鋭の若手リーダーたちが打ち出す一手

着物体験をはじめ、外国人観光客にも「開かれた場」が京都に増えています

「ぶぶ漬け(茶漬け)でもいかがどすか?」。

京都に伝わる、そんなフレーズをご存じだろうか。表面的には、訪問者に対しお茶漬け(コーヒーだったり、お茶だったりもするが)を勧める言葉だが、実際は「そろそろ帰ってくれませんか」を暗示していると言われている。1200年の歴史のある京都の保守的な面を表す例として引き合いに出されることが多い言葉だ。

「実際にそのような表現は存在しない」と主張する京都人が大半であるし、幸いにしてまだ筆者も言われたことはないが、自身も含め、京都人の伝統的気質を表している言葉であることは確かだろう。

ここへ来て一段と人気が高まっている理由は?

暮らしているときには感じなかったが、東京や海外で働くようになってから仕事で京都を訪れると、打ち解けるまで時間がかかったり、なかなか本心を見せてくれなかったりと、京都人の独特な性質をより客観的に感じるようになった。

その京都(京都市)が、米国の大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」人気観光都市ランキングで、2年連続1位に選ばれた。「清水寺の紅葉ライトアップ」「雪の金閣寺」「幻想的な伏見稲荷の鳥居」、インスタグラムには外国人が投稿した魅力的な写真が並ぶ。

日本のほかの都市と比べても、以前から京都は人気があった。でもここへ来て、その人気はもう一段引き上がり、世界のさまざま都市と比較してもトップレベルに君臨するようになっている。

外国人は京都のどんなところに惹かれるのか。また、歴史と伝統を受け継いできた元来「内向き」な京都では、どのような「新しい一手」が打たれているのか。京都出身の筆者が現地視察を踏まえて分析する。

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