東大美女との「相席旅行企画」が炎上したワケ HKT48「(女の子は)おバカでいい」から考える

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「HKT48の歌詞」や「東大美女図鑑×HIS」は、なぜバッシングされたのか?(撮影:尾形 文繁)

HKT48の「アインシュタインよりディアナ・アグロン」という曲をご存じでしょうか。歌詞が「女性差別ではないか」と、ずいぶん話題となりました。

「頭からっぽでいい」「女の子は可愛くなきゃね、学生時代はおバカでいい」「テストの点以上瞳(め)の大きさが気になる」……。まぁ半ばウケ狙いなのでしょうが、それを割り引いても、このご時世になかなかびっくりする歌詞で、予想どおり大きな「反響」を呼ぶ結果となりました。

さらに、これを女性差別と批判したLITERAの記事に対して、AKB運営側が訴訟をちらつかせたのには驚きました。こんなことで名誉毀損が成り立てば、およそすべての文芸・論壇批評、書評は成り立ちません。公表したメッセージに対しては、きちんと言論空間で闘ってもらわないと、おカネがない人間は意見を述べることすらできなくなってしまいます。

東大生はHKT48の歌詞をどう見たか

さてこの曲、500人を越える東大教養学部のジェンダー論の教室で流して、感想を聞いてみたところ……。

「『女の子は勉強なんかしなくていいから』という言葉に必死に抵抗してこの場所にいるのに、こんなふうに言われるのは本当に腹立たしい」という女子学生。「アインシュタインをわかってくれる女子なんて最高なのに」という理系の男子学生。

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