日清「バカやろう」CMの謝罪騒動が示す皮肉 ネットとお茶の間の反応は大きく違った

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日清カップヌードルのテレビCMには印象的なものが多いですが…(撮影:今井 康一)

カップヌードルの新CMが1週間で放送中止

日清カップヌードルの新しいテレビCMが開始1週間ほどで放送中止となったことが波紋を呼んでいます。

このテレビCMは3月末から公開されたもので、ビートたけしさんが学長を務める「OBAKA's UNIVERSITY」で小林幸子さん、ムツゴロウさん、矢口真里さん、新垣隆さんといった個性的なメンバーが教員に扮し、それぞれの学部で教鞭を執るという設定。「いまだ! バカやろう!」というビートたけしさんの呼びかけが非常に印象的でした。

ただ、結果的には日清食品に多数の批判的な意見が寄せられたことで放送は取り止めとなり、日清食品がホームページにお詫び文を掲載する事態に発展しました。

「ご不快な思いを感じさせる表現がありましたことを深くお詫び申し上げます。皆様のご意見を真摯に受け止め、当テレビCM、『OBAKA’s UNIVERSITY』シリーズの第1弾の放送を取り止めることに致しました」(日清食品HPより)。日清食品は内容を見直したうえで、このテレビCMのシリーズを展開していきたいということです。

放送中止の実際の背景はわかりませんが、問題になったのはおそらく2013年に不倫騒動が話題になった矢口真里さんの登場シーンであるという見方が大勢を占めているようです。過去の報道などを総合するかぎりですが、矢口真里さんはみずからの不貞行為が原因で、離婚に至ってしまいました。テレビCMでは、この矢口真里さんが「危機管理の権威」として「二兎を追う者は一兎をも得ず」という格言をバックに登場しました。

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