化粧品の口コミサイト、なぜ人気に? 若い女性を惹きつけるアットコスメ

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――ではいずれ、3000億円ある化粧品広告の、何%を取れるでしょうか。

とりあえず、全体の売り上げは100億円に持って行きたい。広告事業に関しては、化粧品全体の中で1%に満たないというのは、そんなわけないだろうと思います。アイスタイルの広告収入だけでなく、せめてネット広告全体で10%くらいを取れたらいいですね。

誤解されがちではありますが、自分たちが業界全体を大きく変えていこうとは思っていません。基本的には化粧品業界がネットに本格対応していくことを見据え、広告収入を得られる受け皿をちゃんと作っておきたい。広告だけでなく、自社の店舗展開を含め、化粧品業界に関わるサービスを手広くやっている会社であり続けたいとも思っています。メーカー横断的な購買データを集めるという目的は、創業以来から変わりません。

■プロフィール 1972年、千葉県出身。東京理科大学 基礎生物学部 生物工学科卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、システムコンサルティング業務に就く。1999年、同社を辞し有限会社アイスタイルを設立、化粧品口コミサイト「アットコスメ」を開設する。その後化粧品のネット通販、実店舗である「アットコスメストア」などに事業を多角化。2000年に株式会社アイスタイルに組織変更、2012年には東証マザーズに上場を果たす。

長瀧 菜摘 東洋経済 記者

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ながたき なつみ / Natsumi Nagataki

​1989年生まれ。兵庫県神戸市出身。中央大学総合政策学部卒。2011年の入社以来、記者として化粧品・トイレタリー、自動車・建設機械などの業界を担当。2014年から東洋経済オンライン編集部、2016年に記者部門に戻り、以降IT・ネット業界を4年半担当。アマゾン、楽天、LINE、メルカリなど国内外大手のほか、スタートアップを幅広く取材。2021年から編集部門にて週刊東洋経済の特集企画などを担当。「すごいベンチャー100」の特集には記者・編集者として6年ほど参画。2023年10月から再び東洋経済オンライン編集部。

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二階堂 遼馬 東洋経済 記者

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にかいどう りょうま / Ryoma Nikaido

解説部記者。米国を中心にマクロの政治・経済をカバー。2008年東洋経済新報社入社。化学、外食、ネット業界担当記者と週刊東洋経済編集部を経て現職。週刊東洋経済編集部では産業特集を中心に担当。

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