飛躍するベンチャーの見分け方

自分の力で会社を変えることを楽しもう

成長する市場に身を置く

ベンチャーでは若いうちからいろいろな経験ができるので、将来は経営者になりたいという人の比率がかなり高い。採用面接で「将来は起業したい」と言っても、きちんとした考えに基づいていれば問題ない。私は会社と個人の間にはいい緊張関係が必要だと思っている。

たとえば、エンジニアが会社から命じられた技術領域で10年、20年と仕事をしてきて、その技術が業界で陳腐化したとする。個人が会社に依存していると、会社に言われたとおりにやってきたのだから自分を守ってくれ、という話になるが、それは健全ではない。

個人は自分の市場価値を上げるために、この技術は古いからもうやりたくない、これをやらされるぐらいなら辞める、という選択をすべきである。会社側も、優秀な人材をつなぎ留めておくために、個人の成長欲求を満たし続ける責任がある。健全な緊張関係が保たれていれば、会社も個人も成長していく。

とはいえ、みんなが起業をめざして入社してくるわけではなく、グローバル競争下における会社の可能性とか、会社がめざしていることに共感して入ってくる人のほうが多い。世の中の動向を見定めて自分のキャリアを真剣に考えたら、ベンチャー企業という選択はリーズナブルな解として出てきて当然だと思う。

世の中の変化のスピードが速くなり、一個人の社会人としての寿命より、会社の寿命のほうが短いといわれるほどになっている。となると、自分の価値をしっかり高めて、どこに行っても食べていける実力をつけることが重要だ。

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