飛躍するベンチャーの見分け方 自分の力で会社を変えることを楽しもう
しかも10年、20年ではなく、3年、5年のスパンで考えて、自分なりのキャリア戦略を持っていたほうがいい。
1つの考え方としては、どの会社に入るかより、どの業界を選ぶかのほうが大事だと思う。まずは中長期的な成長が見込まれる市場や産業に身を置く。個人がいかに優秀でも、業界がシュリンクしてしまえば生き残れなくなるからだ。
逆に情報産業、インターネット産業はマーケットがどんどん広がっているから、個々の企業の栄枯盛衰はあっても、個人に与える影響は軽微で済む。
たとえば10年前の米国では、ヤフーの競争力が非常に高かった。しかし今はGoogleやFacebookに押されている。それでも、当時ヤフーにいた人たちが仕事を失うことはない。
GoogleもFacebookもTwitterも彼らを欲しがり、取り合いになっている。つまり、不安定に思われがちなインターネット業界は、実は最も安定した産業の1つなのである。
成長産業のなかでもインターネットベンチャーが魅力的なのは、時代を代表する産業だからである。50年後、100年後に今を振り返ったら、情報革命、インターネット革命の時代であったと社会科の教科書に書かれるだろう。
時代のカッティングエッジに立ち、成功事例を作り出していく仕事は間違いなくエキサイティングだ。新興&小規模企業は不安定ではあるが、業界が拡大していれば、個人にとっては大した問題ではないのである。
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