飛躍するベンチャーの見分け方

自分の力で会社を変えることを楽しもう

未経験者こそベンチャーで活躍する余地がある

日本を代表するような大企業の社員と話していて、もったいないなと思うことがある。ものすごく優秀で10年のキャリアを積んでいるのに、自分の会社を変えようという意識がない。

社員が何千人、何万人といて40代、50代の人も多く、百年もの歴史があり、改善に改善を重ねてきている会社だと、仕組みが固まっていて、変えようという意識が持ちにくくなる。

1人の力では何もできない、業界にも新しい動きがない、ともどかしさを感じているのなら、さっさと新しい業界に出てきて、自分の力で会社を変える楽しみを味わったほうがいい。

「インターネットの経験がないので」「ITのことはわかりません」と躊躇する人がいるが、ネット業界は今、膨らんでいるところなので、外から入ってくる人は、ほぼ100パーセントが未経験者だ。新しい人がどんどん流入して、自分たちで歴史を作っていく業界なのである。

もちろん、基礎的な能力として、地頭のよさ、ロジカルに物事を考えられるか、数字に強いかといったことは必要だが、日本の一流企業に入った人ならそういうものは持っている。基礎力が高ければ、一から始めてすぐにキャッチアップできるから、経験やノウハウがなくても何の問題もない。

大企業からベンチャーに来た人は、「こんな提案してもいいんですか?」「社長と会食するとき発言して大丈夫ですか?」といった質問をする。ベンチャーではそういう遠慮は捨て去ったほうが成功の可能性が高くなる。

自分の頭で考えたことを口にして実行することが奨励される環境なのだから、思う存分やればいいのだ。

次ページ飛躍する企業の見分け方
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 占いのオモテとウラ
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 井手隊長のラーメン見聞録
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT