飛躍するベンチャーの見分け方

自分の力で会社を変えることを楽しもう

飛躍型企業の見分け方

ただし当然のことながら、ベンチャーを自称する会社がすべていいわけではない。社長が兵隊を募集しているだけの新興&小規模企業もベンチャーと名乗っている場合がある。社長に言われたことをやるだけの環境では、これまで話してきたようなベンチャーのメリットは実現されない。前にも述べたように、飛躍型企業を見定めなくてはならない(図表1)。

見分け方は難しいが、もし私が国内で転職するなら、次のような視点で判断すると思う。

 (1)国際事業に本気で取り組んでいるか。

(2)社員に業務上の課題を聞いたとき、きちんと答えられるか、仕事を任されていると感じるか。

(3)人も組織も成長に貪欲で、中長期の目線で120、130%程度ではない、高い目標を持っているか。

また、アーリーステージの会社の場合は、役員以外のメンバーが優秀かどうかも重要だ。アーリーステージではない会社では、面接のときに下記の質問をして、スムーズに答えが出てこなかったら、その会社はやめたほうがいい。

 (1)スピードを落とさないための工夫が組織に根付いているかどうか。

(2)政治や意味のない階層を排除する具体的な取り組みがあるか。

(3)次々に新しい事業を打ち出しているか。

(4)業界のマクロトレンドにあわせて会社のありようを変えられているか。

飛躍型のベンチャーは、「優秀な人が来たら任せたいことは山ほどある」という会社ばかりだ。「最初の3年は下積み。面白い仕事は40歳から」ということはありえない。若いうちからエキサイティングな仕事を任される。成長する市場・産業を見極め、自分の市場価値を上げられる会社を選んでほしいと思う。

(構成:仲宇佐 ゆり、撮影:今井 康一)

 

 


 

 

 

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