デキない男の「出来ると思います」にご用心 無意識に自分にゲタを履かせているからです

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自分にゲタを履かせるのではなく、目的や目標といった未来に自分の目線をアゲる。出来る自分のイメージを高める。デキないオトコのゲタとは全然違う、女性がハイヒールを履いた時のように目線とイメージをアゲる思考法が、デキる人共通のスタイル。レッテル貼り状態に陥るデキないオトコとは違い、経験や経歴に縛られないところが大きな違いです。

セルフイメージはこうしてアゲる

「ハイヒール思考」の持ち主であるデキる人たちに話を伺うと、興味深い共通点がありました。それはセルフイメージをアゲる習慣を持っていること。大きく分けると3種類の習慣に分類されます。それは「背伸び」「姿見」「戦闘服」の習慣です。

・習慣その1:背伸び

良いものを使う。良いものを見る。良い部屋に住む。素敵な人と交流する……など、なにか1つ今の自分よりちょっと背伸びして、良いものに触れることでセルフイメージをアゲる習慣です。

・習慣その2:姿見

大きな姿見に写る自分を見ながら、運動したり妄想したりしてセルフイメージをアゲる。特にデキる女性でやっている人が多い習慣です。

・習慣その3:戦闘服

下着、スーツ、小物などなど。重要な会議やプレゼンの時には、テンションをアゲてくれる一着「戦闘服」を身につけて臨む習慣です。

3つともまさに「ハイヒール」をイメージさせる習慣です。デキないオトコは「ゲタ思考」で自己評価をかさ上げし、デキる人は「ハイヒール思考」でセルフイメージをアゲる。まったく対極の思考が、デキないオトコとデキる人を分けていました。

あのポップスの女王のこの言葉は、「ハイヒール思考」の究極の一言なのかもしれません。

ハイヒールを一足ちょうだい。それさえあれば、世界を征服できる。~マドンナ   

 

タブ タカヒロ ビジネスコンサルタント、はたらく女性のかていきょうし

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たぶ たかひろ / Takahiro Tabu

東亜大学トータルビューティ学科客員准教授。外資系アパレル2社→MBA取得→コンサルティングファームという経歴で現在に至る。新卒でやたらと有能な女性の多い職場で女子力を鍛えられ、海外勤務も経験。MBA取得後、コンサルティングファームにて、男くさいロジックと競争の世界に翻弄され、一瞬自分を見失ったものの、土壇場で開眼。周りを巻き込み味方を増やしてわくわく仕事をするスタイルを確立。週末にライフワークとして行っている「はたらく女性のかていきょうし」は大人気の数カ月待ち。セミナー開催や、雑誌取材など多方面で活躍中。共著に『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書き」ノートを使うのか?』(KADOKAWA)。

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