残念!「相手を疲れさせる話し方」ワースト5 だからあなたは好かれない!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、こちらはある若い男性から聞いた話。

上の画像をクリックするとアマゾンのページにジャンプします

入社2年目の時に、上司から勤務体系についての希望を聞かれたので「週に2回、6時30分に会社を出るのは無理でしょうか」と答えたところ、鼻で笑うような感じで「ゆとり世代らしいな。会社っていうところを分かってない。甘ちゃんもいいところだ」と一蹴されたそうです。

彼はそこで口をつぐんでしまいました。しかし彼はその後、「通関士の資格を取って会社の貿易業務に携わりたい。そのための専門学校に通いたい」という話を続けたかったとのこと。

上司はただ遊ぶために彼が早く帰りたいのだと「早合点」してしまったようです。彼のモチベーションが大いに下がったのは言うまでもありません。これは相手の話を「自分の思い込みのまま聞いている」人のミスです。

解決法:先読みせず話が終わるまで黙って聞く余裕を持つ

話を最後まで聞いてもらえないと、人はがっくり来て疲れてしまいます。
さらにひどくなると、自尊心が傷つき愛情ややる気が失せてしまうケースもあります。人は自分が優位な立場にいる場合、こういうことをついやってしまいがちです。これを妻や子供に日常的に行えば、離婚や家庭崩壊につながることもある恐ろしいコミュニケーションミスとなります。

このミスを防ぐには、自分こそが正しく相手は愚かであるという思い込みを外すこと。そして自分が持っている先入観や思い込みを外して、新鮮な気持ちで話を聞くゆとりが必要です。

「それなら俺も言うことがあるぞ!」とアクセルを踏んで言葉を出そうとしたら、「ちょっと待て、相手はまだ話すことがあるのかも」というブレーキも用意して会話を楽しんでみて下さい。

野口 敏 「コミュニケーション教室TALK&トーク」主宰

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

のぐち さとし / Satoshi Noguchi

1959年生まれ。株式会社グッドコミュニケーション代表取締役。関西大学経済学部卒業。熊本県天草市出身。

1989年より「コミュニケーション教室TALK&トーク」を主宰。コミュニケーション指導歴35年を超える。「今日受けた人が今日うまくなる」がモットーの指導には定評がある。大阪淀屋橋、東京有楽町、Zoomでコミュニケーション講座を開き、全国から生徒が絶えない。

「話を聞く」「絵が浮かぶように話す」「顔を上げて歩く」「相手を主人公にして話す」など、常に新しい発想をコミュニケーション界に提案している。

2024年からは結婚相談所グッドコミュニケーションも運営し、現代の結婚難打開に尽力している。

著書は、シリーズ累計120万部を突破した『誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方66のルール』(すばる舎)をはじめ、『またすぐに! 会いたくなる人の話し方』『人の輪の中にスッと入れる話し方』(以上、三笠書房)、『相手の頭に「絵」が浮かぶように話しなさい』(PHP文庫)など30冊を超える。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事