残念!「相手を疲れさせる話し方」ワースト5 だからあなたは好かれない!

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また、こちらはある若い男性から聞いた話。

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入社2年目の時に、上司から勤務体系についての希望を聞かれたので「週に2回、6時30分に会社を出るのは無理でしょうか」と答えたところ、鼻で笑うような感じで「ゆとり世代らしいな。会社っていうところを分かってない。甘ちゃんもいいところだ」と一蹴されたそうです。

彼はそこで口をつぐんでしまいました。しかし彼はその後、「通関士の資格を取って会社の貿易業務に携わりたい。そのための専門学校に通いたい」という話を続けたかったとのこと。

上司はただ遊ぶために彼が早く帰りたいのだと「早合点」してしまったようです。彼のモチベーションが大いに下がったのは言うまでもありません。これは相手の話を「自分の思い込みのまま聞いている」人のミスです。

解決法:先読みせず話が終わるまで黙って聞く余裕を持つ

話を最後まで聞いてもらえないと、人はがっくり来て疲れてしまいます。
さらにひどくなると、自尊心が傷つき愛情ややる気が失せてしまうケースもあります。人は自分が優位な立場にいる場合、こういうことをついやってしまいがちです。これを妻や子供に日常的に行えば、離婚や家庭崩壊につながることもある恐ろしいコミュニケーションミスとなります。

このミスを防ぐには、自分こそが正しく相手は愚かであるという思い込みを外すこと。そして自分が持っている先入観や思い込みを外して、新鮮な気持ちで話を聞くゆとりが必要です。

「それなら俺も言うことがあるぞ!」とアクセルを踏んで言葉を出そうとしたら、「ちょっと待て、相手はまだ話すことがあるのかも」というブレーキも用意して会話を楽しんでみて下さい。

野口 敏 株式会社グッドコミュニケーション代表

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のぐち さとし

1959年生まれ。関西大学経済学部卒。2009年に出版した『誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール』(すばる舎)が80万部のベストセラーとなる。「TALK&トーク話し方教室」を主宰。短い言葉で必要なことを伝える説明・スピーチ力要請に力をいれており、企業社員教育、人材を育てる力のあるリーダー要請など、幅広い講演活動も精力的にこなす。著書に『一瞬で心をつかむ話し方』(学研)、『誰からも大切にされる女性の話し方』(経済界)など、多数。

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