残念!「相手を疲れさせる話し方」ワースト5 だからあなたは好かれない!
あるとき、近所の居酒屋でのことでした。私(筆者)たちの隣には、制服から現場監督と思しき男性と、その取引先と思われる2人の男性、合計3人の方が座っていました。
話の主は現場監督です。内容は「大阪都構想」「アベノミクス」「防衛問題」「太平洋戦争が起こった理由」「TPP問題」「覇権大国の陰謀」など多岐に渡り、かなりの博識。話していることは理に適っているし、しぶい声でどんどん話が進む。選挙に出たらいいのにと思えるほどです。たぶん、この人は自分のことを100%話がうまいと思っているのしょう。
問題は他の2人の男性がひと言も口をはさめないこと。表情は険しく、相づちも「はい」しか言いません。その場を楽しんでいるとは決して思えず、ちょっと辛そうでお気の毒でした。
「話し自慢」に要注意!
私はこのように人を疲れさせる人を、こっそり「話し自慢」と呼んでいます。彼らの話はほとんどがテレビや新聞で流れて来る情報の解説です。賢そうな話をすることで自己顕示欲を満足させているのでしょうが、彼の話を聞く生贄となった人の疲れは言語に絶するものがあります。
話し自慢は自信家が多いので相手の顔をしっかり見て話します。なのに相手から出る「その話はもうやめて」のサインにはなかなか気づきません。恐らくは自分の話をするエクスタシーに酔いしれて、他人への思いやりを失っているのでしょう。
相手から次のようなサインがひとつでも出たら、その話は即刻中止すると肝に銘じていて下さい。
1、「うなずきが小さく単調」 2、「表情が強張っている」 3、「視線がうつろ」 4、「質問がない」
いくら円安への誘導を叫んだとて、居酒屋からの発信では世の中を変えることはできません。リラックスした場所では、そこにふさわしい話があるというもの。
誰もが興味を引かれるのが、その人が持つ小さな人間ドラマ。円高、アベノミクス、防衛問題を語っても固い話はそこそこにして、すぐにそれに関連した「自分の話」へと話題を移してみましょう。
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