残念!「相手を疲れさせる話し方」ワースト5 だからあなたは好かれない!

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円高、円安を語るなら、それで得した話、損した話。特に自分が損した話はみなが興味を覚えます。アベノミクスを語るなら、オレの小さな小遣いUP、副業経験でオレノミクス。戦争を語るなら、我が家の権力争い。妻が大幅優勢でオレが小さくなっているなら誰もが手を打って喜び、「オレんちの鬼嫁はもっと酷い」と言い出す人も現れるのではないでしょうか。

そこには自分ならではの幸せや苦しみがある。笑いがあり怒りも涙もある。そこに他人は共感を示し興味を持つのです。雑談で聞き手が乗って来ないケースが多い人は、自分の小さなドラマを話題にする努力をしてみてはいかがでしょう。

弱みを見せられない人は、周囲を疲れさせる

タイプ④ 「知りませんでした」と言えない人は、信頼されない

自分の弱みを見せられない人も、他人を疲れさせてしまいます。彼らは正直に「知らない」「できない」という言葉が言えなくて、どんな時でも「知っている!」「できている!」と言いたがるのです。

これはある男性が後輩を指導していた時の話を聞かせてもらったものです。彼は後輩から「〇〇産業の部長に話を持って行きましたところ、検討して必要な時はこちらから連絡するとのことです」と意気揚々と報告を受けたので、こうアドバイスしました。

「お客さんが、こちらから連絡するって言う時は、ほとんどNOって言われている時なんだよ」

するとこの後輩、彼に真顔で「そうですね。そう思ってました!」と言ったとか。この言葉を受けて彼は口があんぐりと開いたまま、次の言葉が出なかった、と。

彼曰く「本当にそのことを知っていたら、あんなに期待をふくらませて報告はしないだろうし、先方にもう少し食い下がる質問ぐらいはしたはずなんですよね…」とのこと。「そうなんですか!知りませんでした、と言ってくれたら、いくらでも好転させられるアドバイスができるし、もっと面倒も見てあげられるんですけど…」と残念そうでした。

この後輩タイプは、さらに自分のミスや落ち度を指摘されると、正直に受け止めないケースが多いのです。言い訳や言い逃れをしやすいので、そばにいる人はますます疲れてしまいます。

さらに、雑談でも自分の弱さを言葉にすることができません。「今回は急な倒産で災難だったね。新しい会社では苦労も多いでしょう」と同情されても「いえ、新しい環境を楽しませてもらっていますよ!」と言ってしまうので、相手はそれ以上話を続ける気持ちが萎えてしまいます。

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