ダンロップの次世代タイヤが14年に登場へ

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住友ゴムは1996年に開発した製造技術「太陽工法」を国内外で採用し、累計生産本数は3600万本を超えている。ただ、低燃費や省エネといった環境面や、高速走行での安定性といった安全面で、より高い性能が求められると認識。今回の新工法はそうした課題への対応を図ったものといえる。

9月26日に発表した長期計画でも、環境性能を向上させたタイヤの開発を目指すと強調している。黒田豊・常務執行役員は「2020年までには全体の40%の生産で『太陽』工法と今回の新工法を採用したい」と話す。ただ、「メタルコア」を使った生産コストは従来比で10%高い。14年の新製品発売に向けてのコスト削減がカギとなりそうだ。

(タイトル横写真=「メタルコア」と呼ばれる金型にテープ状のゴム部材を継ぎ目なく巻き付けて成型)

(中川 雅博 =東洋経済オンライン)

中川 雅博 東洋経済 記者

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なかがわ まさひろ / Masahiro Nakagawa

神奈川県生まれ。東京外国語大学外国語学部英語専攻卒。在学中にアメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学。2012年、東洋経済新報社入社。担当領域はIT・ネット、広告、スタートアップ。グーグルやアマゾン、マイクロソフトなど海外企業も取材。これまでの担当業界は航空、自動車、ロボット、工作機械など。長めの休暇が取れるたびに、友人が住む海外の国を旅するのが趣味。宇多田ヒカルの音楽をこよなく愛する。

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