官僚の「縦割りの弊害」をいかになくすか
有馬:官房長官に就任(2012年12月26日)してから在職日数は1200日を迎えることとなり、歴代3位。このまま行くと、7月7日には福田康夫さん(森、小泉内閣時代、1289日)を抜き、首位になりますね。体調管理も本当に大変だと思います。いったんダイエットに大成功した後、長官に就任してからは少し体重がリバウンドしたとか?本当ですか?
菅:在任期間の話は知りませんでしたし、意識していません。体重?今は65キログラムくらい。
リバウンド?どうかな?昔、思い切って14キロ落として、50キロ台までいったことがあります。それでダイエットをいったんやめて、62~63キロくらいで調整していました。
そこから2キロくらい増えました。私は、お酒は全くダメですから。で、どうしても食べたくなって。甘い物が好きですからね。でも、朝は毎日40分くらい歩いて引き続き頑張ってますよ。
有馬:官房長官の職務というと、毎日テレビに出ているようなイメージがありますね。
しかし、仕事の内容は各担当大臣・省庁間などとの「横の調整」だけでなく、連立内閣の実務運営に至るまで、実に幅が広い。歴代の内閣を見れば分かる通り、強い内閣には必ず強い官房長官がいます。歴代最強の声もあるわけですが、読者の方々に官房長官の仕事の「肝」を教えて下さい。
菅:主なものを3つあげたいと思います。まず国会ですね。国会対策だけでなく、政府・与党と調整し、法案をいつどのように成立させていくか。この判断も必要になります。次に危機管理です。昨今は一段と重要性が増しています。そして、もう一つ。沖縄の担当大臣ですね。
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