「安倍政権の進路」菅官房長官がすべて語った 成長戦略は?沖縄は?必見のインタビュー!

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沖縄問題の責任者も兼ねる菅官房長官。「内閣の要」が常に重要視していることとは何か
有馬晴海氏が気鋭の政治家に「ありのまま」を聞く、政治の新連載がスタート! 第1回は安倍内閣の「司令塔」、菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官だ。 
2人は菅氏が1996年に衆議院選に初当選して以来、約20年の交流がある。そのためか、3月20日に議員会館で行った取材も、肩ひじ張らない雰囲気で進んだ。菅官房長官から飛び出した、政府の成長戦略、沖縄の基地移転問題へのホンネとは? 超ロング対談を一気にお届けします。
編集部

官僚の「縦割りの弊害」をいかになくすか

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有馬:官房長官に就任(2012年12月26日)してから在職日数は1200日を迎えることとなり、歴代3位。このまま行くと、7月7日には福田康夫さん(森、小泉内閣時代、1289日)を抜き、首位になりますね。体調管理も本当に大変だと思います。いったんダイエットに大成功した後、長官に就任してからは少し体重がリバウンドしたとか?本当ですか?

菅 義偉(すが よしひで)/ 内閣官房長官・沖縄基地負担軽減担当大臣 1948年 秋田県生まれ。法政大学法学部卒。代議士秘書、横浜市議を経て、1996年衆議院初当選(現在7期)。2006年第1次安倍内閣で総務大臣として初入閣。2012年12月に発足した第2次安倍内閣で内閣官房長官に就任。2014年9月以降は沖縄基地負担軽減担当大臣も兼務、現在(第3次安倍改造内閣)に至る。好きな言葉は「意志あれば道あり」

:在任期間の話は知りませんでしたし、意識していません。体重?今は65キログラムくらい。

リバウンド?どうかな?昔、思い切って14キロ落として、50キロ台までいったことがあります。それでダイエットをいったんやめて、62~63キロくらいで調整していました。

そこから2キロくらい増えました。私は、お酒は全くダメですから。で、どうしても食べたくなって。甘い物が好きですからね。でも、朝は毎日40分くらい歩いて引き続き頑張ってますよ。

有馬:官房長官の職務というと、毎日テレビに出ているようなイメージがありますね。

しかし、仕事の内容は各担当大臣・省庁間などとの「横の調整」だけでなく、連立内閣の実務運営に至るまで、実に幅が広い。歴代の内閣を見れば分かる通り、強い内閣には必ず強い官房長官がいます。歴代最強の声もあるわけですが、読者の方々に官房長官の仕事の「肝」を教えて下さい。

:主なものを3つあげたいと思います。まず国会ですね。国会対策だけでなく、政府・与党と調整し、法案をいつどのように成立させていくか。この判断も必要になります。次に危機管理です。昨今は一段と重要性が増しています。そして、もう一つ。沖縄の担当大臣ですね。

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