今は人生真っ暗でも必ずその次がある--『“司法試験流”勉強のセオリー』を書いた
伊藤真氏(伊藤塾塾長・弁護士)に聞く

──プレゼンや文章術では聞き手、読み手を意識せよ、とあります。

相手、つまり文章の読み手やプレゼンの聞き手を、つねに具体像として意識することが大事だ。読み手や聞き手が知りたがっていること、得ようとしている情報にテーマを集中させる。人は自分が欲した情報しか得ようとしないものだ。それも共感や納得を得ることができるものを求める。それから外れたものではどうしても空回りしがちだ。

──「あきらめない」も大事?

人生は終末期でなければ、そこで終わりではない。必ず先がある。先を考えて、今の自分に起きたことを相対化するといい。今、人生真っ暗と思い込んでいても、その先から見れば意味があるし、必ずその次があるもの。そうやって続けていく、その過程にこそ価値がある。

いとう・まこと
法学館法律事務所所長。「一人一票実現国民会議」の発起人。1958年東京都生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験合格。同大学卒業後、「伊藤真の司法試験塾(現伊藤塾)」を開塾。司法試験、法科大学院入試をはじめとする法律資格、公務員試験の受験指導で定評がある。

(聞き手:塚田紀史 撮影:吉野純治 =週刊東洋経済2012年4月28日・5月5日合併特大号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。


『司法試験流”勉強のセオリー』 NHK出版新書 777円 201ページ


  
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT