(第4回)「何を」夏にがんばるか

(第4回)「何を」夏にがんばるか

佐藤孝治

 桜の季節にしては早すぎる話題ではあるが、今回は夏休みについて考えてみたいと思う。  夏に成長するチャンスはあなたの周りにたくさんある。自分自身で高い問題意識を持っていれば、どんなことをしても自己成長につなげることが可能だ。自分のゼミの研究テーマに徹底的に取り組むのもいいし、海外旅行や国内旅行、徹底的に読書をするのもいい。今やっているアルバイトを一生懸命やることも、新しいアルバイトに挑戦することも素晴らしい。大切なことは、問題意識を持っていること。言い換えると「考えて行動する」ことだ。

 例えば、夏休みにニューヨークに旅行をするとしよう。観光や遊びで行くのと、「今後一生付き合える友だちを作る」という課題を持ってニューヨークに行くのとでは、旅行中の行動も得られる結果も違ってくる。後者の場合は、積極的に人に話しかけて知り合うきっかけを作るだろうし、文化が違う人を理解し、自分が理解される努力から得られた結果は人生に大きな影響を与えるだろう。また、将来はニューヨークで働きたいと思っている学生が、具体的に「グローバルに活躍している日本人100人に話を聞く」という目標を持っていたらどうだろう。日本人を見かけたら「お話を聞かせていただきたいのですが」と声をかけて、ニューヨークでどんな仕事をしているのか、どんな経緯で来たのか聞いて、「日本人100人のニューヨークでの人生」というケーススタディを作り、面接で「自分は将来ニューヨークで働きたい」と言うことができれば、他の学生とは明らかに説得力が違う。さらに「その100人の中で一番輝いていたのが御社の○○さんです」なんて言われたら面接官だってぐっとくるはずだ。

 例えば、アルバイトを一生懸命がんばるとしよう。自分は店長ではないけれど、もし店長だったらより良くするために何をするか考える。アイデアや行動で店長の仕事をフォローして店長を楽にしたり、お店をより良くする提案を企画書としてまとめて店長に持っていったりすれば、はじめはびっくりされるかもしれないが、店長や仲間のスタッフから一目置かれるはずだし、さらに上の人の目に留まって「キミが店長やってよ」と言われるかもしれない。

 考えて行動する際に忘れて欲しくないのが、情報をインプットすることの重要性だ。「どうすればもっと上手くできるのだろう」と思ったら、自分なりに考えることも大切だが、ネットや本を徹底的に調べてみることも大切である。自分なりに調べて考え整理してから社会人に相談すると成長が加速する。このことも是非覚えておいて欲しい。

※「大学生のためのインターンシップ成功指南」は、「ジョブウェブ」から提供を受けています。


佐藤孝治(さとう・こうじ)
株式会社ジョブウェブ代表取締役社長
1972年東京都生まれ 早稲田大学社会科学部卒。
就職活動後、大学4年生の96年10月ジョブウェブを創設。 97年7月、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
99年10月、ジョブウェブを法人化。
現在、株式会社ジョブウェブ社長として講演や勉強会などに全国を飛び回っている。学生の就職支援と企業の採用支援を通じて学生と企業の本音コミュニケーションをサポートしている。
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