「タバコを吸う人」の歯がとっても危ない理由 虫歯、口臭、歯周病…子どもにも悪影響及ぶ
2.歯が汚くなる
ヤニが歯にこびり付くと、なかなか取れず歯が汚く見えてしまいます。また、こびりついたヤニ(タール)は有害物質を周囲に放出し続けます。
3.口臭がひどくなる
タバコの独特の臭いに歯周病が加わると、ひどい悪臭を周囲に撒き散らすことになります。
4.歯茎が黒くなる
タバコによりビタミンCが破壊され、歯茎にメラニン色素が沈着してどす黒くなっていきます。
5.粘膜の病気や口腔ガンを起こす
口の中の至る部分の粘膜に有害物質が作用し、粘膜の病気やガンを引き起こします。
6.味覚異常を起こす
唾液の減少により舌の表面に舌苔(ぜったい)が付着しやすくなり、味がわかりづらくなります。
タバコを吸うと子供に虫歯ができやすくなる!
家族に喫煙者がいる子供は、そうでない場合に比べて3歳までに虫歯になる可能性が2倍になった、という京都大学の研究報告がつい最近発表されました。家族に喫煙者がいる場合、そうでない場合に比べて1.46倍、目の前で吸われる場合には2.14倍にもなったそうです。この研究結果から、受動喫煙することで唾液の成分が変化し、それが虫歯をできやすくするのではないか、ということが示唆されています。
受動喫煙が口の中に影響を与えるほかの例としては、歯茎の着色が挙げられます。家族に喫煙者がいると、子供の歯茎にメラニン色素が沈着し、黒くなってしまうのです。その他にも有害物質をたっぷり含んだ煙を吸うことで何か影響が出ている可能性も大いにあることでしょう。
タバコの口の中の影響はなかなか自分で感じ取ることはできません。気づきやすいのはヤニによる着色くらいのものでしょう。しかし、タバコの有害物質はじわじわとお口の中を破壊し続けています。禁煙をすることで、お口の中の病気のリスクを大幅に下げることができるだけでなく、味覚も正常になって食事も美味しく感じられることでしょう。また、身近な人の健康も守ることができます。もし禁煙がひとりでは難しい、というような人は、禁煙外来などに相談してみるのも一手です。
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