生命保険への「入り過ぎ」は、防ぐことができる

ライフサイクル表をつくれば計算できる

生命保険に何本も入りすぎていませんか?(写真:xiangtao / PIXTA)

生命保険に入る時、保障額をいくらにしようか多くの人が迷います。死んだら遺族にいくら残せばよいのか、なかなか決められません。ところが、自動車保険や火災保険ではほとんど迷いません。損害保険は生命保険と違い、自分で決めなくても実際の損害額がそのまま保障されることになっているからです。

このように生命保険は迷ったあげく、ついつい必要以上に大きな保障に入ってしまいます。保障額だけではありません。この「迷い」が必要でもない別な保険に何本も入ってしまう要因にもなっているのです。

どうして何本もの生命保険に必要以上の保障額で入ってしまうのか、損害保険と比べながら考えてみましょう。

損保の保障額は実損で決まるが生保は「青天井」

この連載の過去記事はこちら

損害保険の保障額は、実際に事故で生じた損害額を支払う「実損てん補」です。時価が1000万円の家であれば、1000万円以上の火災保険に入ることはできません。そして1000万円であっても火災事故の実際の損害額が200万円ならば、200万円が支払われます。

ところが生命保険は契約者が自分で保障額を決めます。その際決められた金額が、万一の場合に、保険金として支払われます。「人の命には、値段をつけることができない」ので、ある人が死んだ場合の損害額がいくらになるのか、事前にはわかりません。それどころか、事後的ですらはっきりとわかるものではありません。そのため生命保険は損害保険とは異なり、契約者が自分で保障額を決めることになります。つまり生命保険の保障額は「青天井」なのです。

次ページ「十分な保証」とは?
関連記事
トピックボードAD
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 銀河を渡るを読む
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 中原圭介の未来予想図
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「脱ファッション」が進む<br>渋谷の街の最前線

渋カジ、コギャルなど若者ファッションの聖地だった渋谷。ここが100年に1度の大規模再開発で、オフィスや飲食店が増えアパレル店舗が減少しているのだ。来年エンタメビルとして生まれ変わるSHIBUYA109など、変わりゆく街の今を追う。