上司を｢生理的に嫌い｣になる女性の心理 男性とはどこが違うのか？

話は少し違うかもしれないけれど、私は、「社内にロールモデルがいない」と嘆く女性に、何もかも自分にぴったり合ったロールモデルなんていない、周囲の誰かの優れたところを見つけ、それぞれ取り入れていく「小分けロールモデル探し」を実践してはどうか、とアドバイスしています。

それと同じように、上司の嫌だなと思うところが、何かの言動に紐づいてどんどん広がって「全否定」になってしまっている、と少しでも思うのであれば、私たち部下サイドにも対応できる余地があるように思うのです。冷静に上司をあちこちから眺め、色んな要素に「小分け」していく。具体的なエピソードや言動も「人となり」と「仕事の能力」に分けて考えてみて、いったい何が嫌なのか見極めていくのです。

「人となり」を見つめすぎても、いいことはない

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もし、「人となり」は本当に今イチだけれど、仕事のこの部分は長けている、というところが見つかれば、それを素直に認める。そしてそこを見つめて、「人となり」は見つめすぎないように努力してみる。

もちろん、そう簡単ではないでしょう。あなたをそこまで苦しめている上司なのだから、よほどひどい人なのかもしれません。でも、会社も何もかもダメな人を管理職にし、そのまま置いておくということはしないはず。優れていて評価されているポイントがあるはずです。

あなたが「人として許せない」上司と出会ってしまったことが今、大きな壁になっているのは間違いありません。それでも、その壁を「自分自身の課題」として乗り越えることができたなら、その先に待っているのは素晴らしいビジネスチャンスかもしれません。「ああ、もうあれもこれもいやだ！」となったら、大きく深呼吸して、目の前の壁を「分けて」考えてみるのは、とても重要なスキルのような気がします。

どこかに突き崩す鍵が見つかって、意外と簡単に乗り越えられることだってあるかもしれない。「分ければ、わかる」。呪文のように呟いてみることをお勧めします。冷静にもなれるし、あなた自身の株もあがるのではないかなと思うのです。

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