スペイン人への共感が止まらない3つのワケ 勤勉でイノベーティブ!

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――そこは日本人が見習いたいところですね。

スペイン国内の市場は4600万人の潜在的な顧客がいる、ヨーロッパの中でもとても魅力的な国のひとつです。毎年6000万人が観光に訪れています。ヨーロッパ、中南米、北アフリカの13億人の消費者に繋がる玄関口です。

1980年代よりグローバル化のブームが始まり、世界に恐れずに出て行くことで輸出が広がっています。輸送・交通プロジェクトの数では世界10位のうち、5つぐらいがスペインの企業です。日本への輸出も10年前と比べて2015年には倍になりました。日本からスペインへの投資も2014年に過去最大になるなど、関係はとても深くなっています。特に広がっているのが、化学分野や繊維分野、通信、工業、インフラ、食品系ですね。

住みやすい国世界3位

――ZARAなどは本当に人気ですよね。

そうです。ほかに日本で人気なのは、たとえばイベリコ豚ですね。飼育には2000年の歴史があり、森など広いところでストレスなく育て、自然のものを食べさせている特別な豚です。

今、スペインには約200社の日系企業があり、いくつもの会社がスマートシティプロジェクトに参画しています。2015年の11月にバルセロナで開催されたスマートシティの会議には日本の主な都市から参加していました。スペインの都市では外観は伝統的なものを守っていても、ソフトの面でテクノロジーを使い、スマートシティになることができます。これからさらに世界中に市場を広げて行くためにも日本と一緒にビジネスを進めて行きたいですね。

スペインの超近代的な交通インフラ、豊かな歴史と文化遺産、過ごしやすい気候、美味しい食べ物などが好まれ、駐在員にとって住みやすい国として世界3位に入っていますので日本の皆さんにも充実した生活を送っていただけると思います。

竹村 真紀子 IWCJ代表

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たけむら まきこ / Makiko Takemura

一般財団法人International Women's Club JAPAN(IWCJ)代表理事
International Women's Club ASIA(IWCA)事務局長。日韓中を中心にグローバルマインドをもつ家族で構成される俱楽部を運営し、アジア圏でのビジネスマッチングを推進するとともに、次世代がアジア人としてグローバルに活躍できるよう、30カ国以上の駐日大使館の協力を得て、子ども向けにリトルアンバサダー・プログラムを開催。国際機関で海外人向けの「日本のビジネスマナー」研修を担当。
 

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