Pill+は、1台でも十分な音量とサラウンドを楽しめるが、2台組み合わせるとまた異なる体験がある。
Amplifyモードでは、2台のPill+で同じ音楽を、1つのスマートフォンから鳴らすことができ、より広い会場や、複数の部屋にまたがるパーティーで有効な機能だ。またStereoモードでは、2台のPill+を右チャンネル、左チャンネルに振り分けて音楽再生が行えるため、より豊かなサラウンドを楽しむ際に有効だ。
いずれの場合も、Pill+専用のアプリから、Pill+同士をペアリングしたり、モードを設定したりすることができるため、わかりやすく機能を使うことができる。
また、DJモードでは、複数のBluetoothオーディオデバイスの音楽を再生することができるため、集まった際に友達同士でアレをかけたい、これを聴いてみて、と盛り上がることができる。スマホでお気に入りの音楽を持ち歩いているからこそ、楽しむことができる機能といえるだろう。
アップル色を強めた製品デザインと性能
Beatsはアップルの100%子会社ではあるが、独立性を保ちながら製品の開発を行っている。しかし、製品のパッケージや使用からは、アップルらしさもにじむ。
パッケージは、初めからアップル Storeの陳列に合わせて、白い背景に製品写真がプリントされ、つり下げることができるフックがついた紙製のパッケージに改められた。プラスティックで製品が直接見えるようなパッケージではなくなった点、製品のキズ防止のパッケージングやケーブルをまとめる素材などが紙製になっている点は、アップルの環境配慮型のシンプルなデザインを踏襲したものだった。
また、どちらかというと派手な色でロゴを飾っていたBeatsも、黒地に白抜き、あるいは白地に黒のロゴとなっている点も、アップルデザインらしい対応となっている。
製品の中身にもアップルらしさがある。
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