Beats Electoronicsは2014年にアップルによって買収され、購読型音楽サービスBeats Musicが「アップル Music」として2015年にリリースされるなど、アップルの音楽サービスのポートフォリオに重要な影響を与えた会社だ。
が、そのブランドはヘッドフォンやスピーカーなどの製品では、そのまま継続している。Beatsのオーディオ製品は、ブランド名に「by Dr. Dre」を冠しており、豊かな中低音を強調した音作りを志向してきた。プレミアムオーディオのカテゴリに属しており、製品の開発やプロモーションには独立性が保たれている。
そのBeatsが買収後に開発した新製品第1号がPill+。独立性が保たれているとはいえ、この製品からは"アップルらしさ"を随所に発見することができた。
一回のフル充電で12時間再生可能
Pill+は、両手で握っても余る程度の長さがあるBluetoothスピーカーだ。しっかりとした重さがあり、10畳を超えるリビングルームであっても、1つのPill+で十分音が満たせるほどのパワフルさがある。
スマートフォンやストリーミングサービスがソースとなる昨今の音楽試聴のスタイルにおいては、手軽で場所を取らず、配線いらずの理想的な音楽再生環境をもたらしてくれる。音楽再生が12時間持続するため、定位置以外にも気軽に持ち出して音楽が楽しめるだろう。
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