新「AppleTV」、実際使うと分かるその破壊力

アップルの「お茶の間新兵器」を最速リポート

新Apple TV。若干分厚くなったものの、基本的なイメージはこれまでのモデルと変わらない。だが、中身は全くの別物になっている

アップルは今秋、テレビにつないで動画などを視聴するセットトップボックス「Apple TV」をリニューアルした。この記事が出る頃には、消費者の手に届き始めるはずだ。

昨年から今年にかけて、日本は「動画配信元年」と言っていいほど、急速にサービスが増え、ビジネスが回り始めている。

そこに、世界最大のビデオ・オン・デマンド大国である米国から、新しく生まれ変わった強力なデバイスがやってくることになる。その実力を、急ぎチェックしてみた。

操作性向上・他製品連携向上で使い勝手がアップ

Apple TVを買う最大のモチベーションは、やはり、動画配信サービスを使えることだろう。最新のテレビ、特に4Kテレビは性能も向上し、Netflixなどの動画配信サービスを見る機能も最初から付いてくるようになった。だが、皆がすぐにテレビを買い替えられるわけではない。テレビの進化もまだ途上であり、「動画配信目的で買い換えるのはリスクが高い」という側面もある。

だから現状、低コストに動画配信を楽しむには、テレビに「つなぐ」機器で対応するのが現実的だ。そうした機器は数多い。任天堂の「WiiU」やソニーの「PlayStation4」のようなゲーム機でもできるし、PC系の周辺機器メーカーにも、そうした機器を作るところがある。

Apple TVもその中の一つであったが、正直、これまでのモデルは他社製品との差別化が難しかった。iPhoneなどとの連携は優れていたものの、「動画配信を見る」という意味で、大きな差がなかったからだ。

だが、今年の新Apple TV(内部設計から「第四世代」と呼ばれることもあるが、本原稿内では「2015年モデル」で統一させていただく)は、中身を大きく刷新し、そうした懸念の払拭を狙っている。

動画視聴という点で、筆者が2015年モデルに感じた利点は3つある。

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10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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