新「AppleTV」、実際使うと分かるその破壊力

アップルの「お茶の間新兵器」を最速リポート

Apple TV 2015年モデルのメイン画面。よりカラフルでなめらかな表示になったが、同時に動作も素早くなった

一つ目は、シンプルに「速く」なったこと。機器にコストをかけづらいせいか、動画配信用端末は動作が遅いことが多い。Apple TVの旧モデルも、2013年から基本的な設計が変わっていないせいか、少々「もっさり」気味であった。だが、2015年モデルはかなりの高速化を果たしている上に、表示もより美しくなった(画像)。

Apple TVの新リモコン「Siri Remote」。十字ボタンからタッチパッドになり、音声認識用の「Siriボタン」がついた

同時に、リモコンが大きく変化したことも見逃せない。

従来こうした機器では、十字キー+決定ボタンを使う、比較的シンプルなリモコンが使われてきた。過去のApple TVで使われていた「Apple Remote」もそうしたリモコンの一つだ。それに対し、2015年モデルでは、十字キーをタッチパッドに変えた「Siri Remote」に変わり、操作性が向上した(写真)。タッチパッドの上で指を上下左右に滑らせると、十字キーよりもなめらかに選択対象が移動する。この変化のため、実際の機器の性能アップよりも快適さがアップしたように思える。

もう一つ、大きな変化が「テレビを含む機器との連携」だ。

これら、テレビに外付けにして使う機器の欠点は、「リモコンを複数使い分ける」場合が多いこと。問題はビデオデッキの昔から変わらず、結果、リビングの机はリモコンであふれる。

解決方法は一つ。テレビなどの機器を、追加する機器のリモコン側で操作できるようにしてしまうことだ。そのため、テレビとの接続に使われるHDMIには、「HDMI CEC」という機能がある。テレビを操作するとレコーダーが連動したり、レコーダーのリモコンを操作するとテレビが起動したりと、「テレビとレコーダーの連携」を謳う家電メーカーが多いが、そこで使っているのもHDMI CECである。

新しいApple TVではHDMI CECを全面採用している。Siri Remoteをタップすれば、テレビとApple TVが立ちあがり、Apple TVをつないだHDMIへ入力を切り替えてくれる。Siri Remoteの音量ボタンを操作すれば、テレビの音量が変わる。反応も素早く、まるでApple TVがテレビの中の機能になったかのようだ。

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