頭が片づく!人気コピーライターの「メモ術」 アイデアを生む人の「思考の整理」
時間が経ってから読み返しても即座に理解できる「未来メモ」を、素早く簡単に作るさまざまな工夫を、私はこれまでにいくつも(必要に駆られて)編み出してきました。
今回は、その中から、情報を整理してまとめる「まとメモ」のテクニックを抜粋してお伝えします。
基本的な記号「○」は3つまで!
「まとメモ」のテクニックは、大きくわけて5つ。
② 矢印「←」
③ 記号
④ 吹き出し
⑤ デジメモ検索
テクニック、といっても本当に簡単シンプルなものばかりです。「えっ? それだけ?」と思うかもしれません。そう、これだけ。しかしこの単純な工夫でメモが見違えるように使えるものになります。この中の基本的な3項目について説明します。
まず、①の3つの「○」。これは、大切だと思うメモの情報の頭にただ「○」をつけるだけ、最もベーシックで最も効果的なテクニックです。私もこの「○」のおかげで、何度も過去の情報に再会し、アイデアを生み出すことができました。
情報を羅列したままでは、後から見て、どれが重要なのか、どの情報を取捨選択すればいいのかまったくわかりません。すべて読み返して「どれが重要だったっけ……?」と記憶をたどるのは時間のロスになります。「未来メモ」の大前提は、「未来の自分は必ず忘れている」。だから、メモを取った当時の自分の判断や発見の足跡を残しておくことです。
とはいえ、あれもこれも「○」をつけては逆効果。特に重要な3つほどに絞ることで見るべきポイントが明確になります。
「○」を絞るために、以下のようなルールを意識してみましょう。
・どこかに書いてあることには、「○」をつけない
・「?」と思ったことにも、「○」をしておく
社内文書や企画書などでいかにも「重要そう」に書いてあることについ「○」をつけたくなりますが、さらに強調する必要はありません。それよりも大切なのは、「大切だと思った考え」「そのときに思いついたアイデア」「後で調べる必要のあること」「考えるべき方向」など、あとで忘れてしまいそうなこと。面白いな、と感じた誰かの発言などにも○をつけておくといいでしょう。
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