仕事のできない人は不穏なセミナーにハマる

明確な出口戦略がなければ利用されるだけだ

何のために参加するのかよく考えましょう(写真:Graphs / PIXTA)

2016年の仕事始めから1週間余りが過ぎました。成人の日を挟んだ3連休も終わって、正月休み気分も抜け切ったビジネスパーソンの多くが「今年はさらにステップアップしたい」と考えているタイミングでしょう。

そんな人のうち、「スキルアップ」「キャリアアップ」もしくは将来的な独立の準備などのために、平日の夜や休日に随所で開かれるさまざまなビジネス・自己啓発のセミナーや勉強会へ積極的に参加しようと考えているケースがあるかもしれません。

しかし、こうしたセミナー・勉強会に期待・依存しすぎるのもおススメできません。妙なセミナーに引っかかって洗脳されてしまったり、本来は「稼ぐ」のが目的であるはずの資格取得そのものが参加・継続の目的になってしまったりして、かえってマイナスになることもあるからです。

ハマると抜け出せなくなる不穏なセミナー

筆者は独立・起業コンサルタントとして、延べ1万人以上の起業家やその予備軍と密に接し、各種講師やビジネス著書の筆者などを養成するセミナーを開いてきました。その経験を基に、受講者が洗脳されたり、抜け出せなくなったりする不穏なセミナー・勉強会を見抜いたり、ハマらないための心得などについて解説します。

「セミナーで洗脳されて、まったく別の人格に変わってしまった」

「自己啓発セミナーにハマって、300万円の借金を抱えてしまった」

「有名人の○○さんが、洗脳されてセミナーの広告塔となってしまった」

このようなニュースをあなたも聞いたことがあるかもしれません。最近ではだいぶ少なくなってきましたが、セミナーというのは、洗脳などやり方次第で参加者を一種の「信者」にすることも可能なので、こうした被害は後を絶ちません。洗脳は、主に新興宗教系の組織や団体などで利用される典型的な手法ですが、一部の民間セミナーでも行われています。

次ページ「信者」をつくる不穏なセミナーの特徴
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