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仕事のできない人は不穏なセミナーにハマる 明確な出口戦略がなければ利用されるだけだ

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  • 松尾 昭仁 独立・起業コンサルタント、ネクストサービス代表
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しかも、こうした引くに引けない状態から、さらに突き進んだとしても、バラ色の人生が開けるとはかぎりません。一番上(特Aクラス)までステップアップできても、ライセンスを付与されるだけで、「あとは自分で仕事を取ってください」というケースもありますし、なかにはライセンスを発行する組織が、売上の半分を吸い上げてしまうケースもあります。つまり、セミナー参加者にとっては、多くのお金と時間というコストを払って代理店になったようなものです。

もちろん、この資格で稼ぐことができればいいのですが、どうやって稼ぐかは個人の営業力やビジネスセンスが問われます。「時間とお金をかけて、ようやく資格をとったけれど、全然お金に換えられない」というケースもよく見られます。

具体的なビジョンを持つ

このような「資格(ライセンス)セミナー」にハマらないためには、ステップアップへと突き進む前に、「どうやって、この資格をビジネスに活かすか(お金に換えるか)」といった具体的なビジョンを見定める必要があります。また、他の資格取得者が、どのくらい実際に稼げているかもリサーチする必要があるでしょう。

これと同じことは、国家資格にもいえます。筆者の知り合いに、6年かけて社会保険労務士(社労士)に合格した人がいます。彼は、こんなことを言っていました。「3年目には、ここまで来たらもう引き返せないという気持ちになっていた。その時は、社労士の資格を取って将来、何をするかなど考える余裕はなかった」

お金は取り返すことはできますが、時間はどうあがいても取り戻せません。もしも途中で資格を取得する価値を見出せなくなったら、撤退を検討する勇気も必要になってきます。

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