「目についたものはすぐ片っ端からやる」35歳でADHD発覚、”うまく付き合う”仕事術を紹介《後でやろう》は結局忘れるだけ!

自分の特性を受け入れる
私がADHDの診断を受けたのは35歳のとき、実はイラストレーターとして活動を始めてからのことです。妻に「あなたにそういう特性があるのはわかっている。でも、それが単にズボラな性格によるものなのか、医学的に名前がつくものなのかが判断できないから一度お医者さんに診てもらおう」と、診断を勧められたのがきっかけです。
結果は「不注意優勢型ADHD」。
これは、多動や衝動性は目立たないものの、物忘れが多く集中力の持続が苦手で、予定管理や整理整頓が難しいなど、「うっかり」している、「ぼんやり」しているといったことが特徴的な発達特性です。
診断を受けた当初は、かなりショックでした。なんとなく、自分自身に「不良品」のレッテルを貼られたように感じました。やっぱり自分の脳みそには「欠陥」があったのだ、と。しかし、よくよく考えてみると診断を受けた前と後とで自分の本質は何か変わったのでしょうか?
いえ、とくに変化はしていません。単に自分のある一面に名前が付いたに過ぎないことに気づきました。そこから、「できない自分」を責めるのではなく、「この特性を持つ自分」としてどう生きていくか、という建設的な考えに移行できました。
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