
マーケティング改革が大きかった
――「クレベリン」ブランドの製品売上高は2020年3月期に前期比4割増の79億円が見込まれ、急拡大しています。
大黒柱の正露丸の販売は右肩下がりが続いていた。念願の上場(2009年3月)を果たすために、2本目の収益柱が必要と思い、2005年から力を入れ始めた。
成果として大きかったのは、2018年に行ったマーケティング改革だ。製品の効果が消費者に一目で伝わるように、製品パッケージや広告を刷新した。それまでのクレベリンは除菌剤として職場や家庭の隅っこに、隠されるように置かれていた。しかし今はインテリアに近い位置付けで、目立つところに置かれるようになった。新型肺炎の流行が本格化する前の2019年4~12月期も、売上高は前年同期比9割伸びている。
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