日本がコロナ禍という“新常態”に入って早くも1年半が過ぎた。インバウンド需要を背景に好況を謳歌していた空運やホテルといった業界が危機に瀕する一方で、フードデリバリーに代表される、新しい生活スタイルも広がっている。
こうしたトレンドの変化がコロナ禍の収束とともに終わるのか、持続力を持ったものなのかを見通すことは簡単ではない。
投資家や就活生、ビジネスパーソンなど、将来にかけての選択をする人にとって必要なのは、そうした未来の見取り図であるといえるだろう。
四季報記者が大予測「2030年の業界天気図」
東洋経済新報社が毎年刊行している『会社四季報 業界地図』の2022年版が8月26日に発売された。業界地図は2000年代前半の発売開始以後、毎年更新を重ね、昨年刊行の2021年版でついに累計販売部数が200万部を超えた。
最新版の『業界地図 2022年版』も自動車、電機、IT、小売りなどの主要業界のほか、注目が集まる脱炭素やDX(デジタルトランスフォーメーション)など、ビッグトレンドを新規に加えた全174業界の最新情勢を、会社四季報記者が徹底解説している。
業界地図で毎年掲載する内容の1つに、各業界の景況感を、大雨から快晴までの6段階で評価する「天気予想」がある。
従来は今年度後半と来年度の2期を予想しているが、最新の2022年版の巻頭特集ではもっと先の「2030年の業界天気図」を特別予測した。
以下にピックアップしたのはその一部である。ポストコロナの、2030年の世界で勝ち抜く業界・企業はどこか。ぜひ最新版の業界地図を手に取って、じっくり見定めてもらいたい。
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