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話が面白くない人は伝え方のコツを知らない 文面も同じ、数字を入れるだけで変わる

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  • 川上 徹也 コピーライター、湘南ストーリーブランディング研究所代表
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拙著『伝わる人は「1行」でツカむ』でも詳しく解説していますが、基本ルールを知っていると、「1行でツカむ」能力は、格段に向上します。きっと今まで悩んできたことがうそのように、気の利いたタイトル、見出し、キャッチコピー、決め言葉などが書けるようになるでしょう。

数字を入れるだけでドラマが生まれる

ここでは、「数字」を使うテクニックを紹介しましょう。事実は同じでも、数字の使い方ひとつで、受け手の感じ方は大きく変わってきます。うまく数字を使うことができれば、キャッチコピー力は格段に上がるはずです。

①具体的な数字を入れる

何かを伝えようとするとき、具体的な数字を入れると、説得力が高まります。「数字が物語る」なんて言い方もあるように、数字を入れるだけでドラマが生まれるのです。

うまく数字を使いこなすことができれば、短く相手に刺さるフレーズを生み出すことができます。たとえば、以下の2つのフレーズ、どちらが印象に残るでしょう?

A ほとんどの人が泣いた
B 95.8%の人が泣いた

多くの人はBだと思います。では以下はいかがでしょう?

A 今までに多くの人にご利用いただきました
B 今までに1万7253人の方にご利用いただきました

こちらもBのほうが多いはず。「ほとんど」「多く」「たくさん」「大きい」などの言葉では、人によって感じ方に大きな差がでてしまいます。具体的な数字を入れると、あいまいさが消えて具体的になるので、力強く印象に残るフレーズになるのです。その場合、数字はできるだけ細かく表示するほうが、信憑性が高くなります。

たとえば実際の調査データを使うなら、そのままの細かな数字を入れたほうが有効です。

普通▼ 日本人の多くが
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見本▼ 厚生労働省の統計によると日本人の75.6%が
普通▼ 当システムは今まで約500社の企業にご利用いただいています
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見本▼ 当システムは今まで514社の企業にご利用いただいています

また、同じ量であっても単位を変えることで、より安く感じたり、効果が高く感じられたりすることもあります。

普通▼ 50杯入りで950円
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見本▼ 1杯19円
普通▼ 1錠当たり200mg配合 
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見本▼ 1日の摂取量1200mg

次ページが続きます:
【イギリスの超有名シェフが使った「衝撃的な数字」】

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