頭の中を「仕分け」するだけで"成果"が変わる

一流の人はなぜ「シンプル思考」なのか?

問題をそのまま放っておくと、頭の中でどんどん不安や悲観的な妄想が大きくなってしまうのが常です。結果として次の行動に移せなくなります。そこで、頭の中のゴチャゴチャをなくして思考をシンプルにすることが大切です。

ここでいうシンプルとは、問題の大きなかたまりを、「仕分け」して扱いやすくすることをさします。問題を小さなサイズに仕分けすることで、どう対処すれば問題が解決するのか見えやすくなるため、壁を乗り越える新たな決断と行動が可能になります。一流の人はこうしたシンプル思考により、問題解決をしやすくしています。そして、これが圧倒的な結果につながるのです。

変えられないことで嘆かない

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元ヤンキースの松井秀喜氏は、「不動心」というスタンスを大切にしていました。ケガでスランプに陥った際には、「ケガという変えられない事実を嘆かず、変えられる未来への練習に集中する」と思考を切り替えたといいます。これによりケガから復帰し、2009年にはワールドシリーズでMVPを獲るほどの活躍を見せました。

スランプの時にはどうしても、“あれもこれも”と考え悩んでしまうものですが、「変えられることと変えられないこと」に冷静に頭の中を仕分けし、切り替えたからこその復活でした。変えられることのみに集中するという「シンプル思考」が彼を支えたといっても過言ではありません。

「部下にいくら言っても、思うように動いてくれない」、こう嘆くリーダーが世の中にはたくさんいます。しかし、他人は簡単に変えられるものではありません。他人をまず変える前に、自分のあり方ややり方をまずは変えてみてはいかがでしょうか。

「コンペ案件で受注ができなかった」、「納期トラブルが発生してクレームになった」などという起こってしまった事実は、もう変えることができません。頭の中で、変えられることと変えられないことに「仕分け」をして、ひとつずつ問題を解決することが後の結果につながります。

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