テレビの日本語 加藤昌男著
日本のテレビ放送は開始から来年で60年になる。この間にテレビで話される日本語はどのように変化してきたのか。元NHKアナウンサーが検証を試みた。
視聴者は、テレビ放送、特にNHKのアナウンサーには、「正しく、美しい日本語」を求めてきた。ところが1980年代ごろから、小型カメラの発達によって、テレビは限られた出演者による改まった場ではなくなり、カジュアルな場へと変わっていく。その間、テレビの日本語はどんどん早口になって、当初、1分間に300字ほどを話していたアナウンサーも、現在では500字以上の速さだという。
日本語の乱れが叫ばれる中、テレビでの言葉はどうあるべきかを考える。
岩波新書 840円
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