「職場流行語」が映す、世知辛すぎる現場の声

なぜ普通の職場で「ドローン」が流行った?

これならまだ笑って済ませられますが、実際、ドローンの手も借りたいほどの膨大な仕事量を抱えているビジネスパーソンは少なくないでしょう。

世界保健機関(WHO)が発表した、各国の「人口10万人当たりの自殺者数(2012年)」では、日本は世界で17番目に多い18.5人。米国(12.1人)やフランス(12.3人)の約1.5倍、ドイツ(9.2人)の倍以上になります。この中には、長時間残業やハラスメントなど、職場での問題を苦にして自ら命を絶った人も、少なからずいるはずです。

12月1日からは、従業員数50人以上のすべての事業所に年1回の「ストレスチェック」が義務化されました。この施策ですべてが解決するわけではないでしょうが、「会議をドローンしたい」なんて冗談で言えているうちに、何らかの対策を講じるようにしたいものです。

疲弊する職場が透けて見える流行語も

第2位 「あったかいんだから」

これはお笑いコンビ・クマムシのネタ「アイドルソング漫才」の中に登場するフレーズですね。世間ではすでに流行がピークアウトしている感がありますが、職場流行語としてはまだまだ健在のようです。

「上司が休憩中に出張で買ってきたお菓子をくれるときに『あったかいんだから』と、お礼のように使うのが流行ってます」

「今年はボーナスが大幅に減ったんですけど、それでも支給日に同僚が『あったかいんだから』と寂しく歌っていたのが印象的でした(笑)」

「上司が『特別な仕事をあなたにあげる~ あったかいんだからぁ♪』と歌いながら残業を告げてきます。鬼だと思います」

なるほど、職場ごとにいろいろな「あったかいんだから」があるようですね。やはり世相を反映してか、実際に「あたたかさ」を感じられる状況のときだけでなく、2つめの例のように、厳しい状況下で自分を鼓舞するようなときにも使われているようです。

疲弊する日本の職場が透けて見えるような流行語は、なんとも悲しいですね。この低迷から抜け出るためのカギは、今以上に女性の働きやすい職場環境を作っていくことにほかならないでしょう。安倍政権の大きな指針である「一億総活躍」、来年はより注目度が上がりそうです。

お待たせしました。営業部女子課調べ、今年いちばん職場で流行った言葉はこちらです!!

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