急成長IT企業のキーパーソンたちが語る、組織マネジメントの秘訣

インフィニティ・ベンチャーズ・サミット

 

 

曽山 もともとリクルートさんからインテリジェンスさんが生まれて、インテリジェンスさんにいた藤田晋がサイバーエージェントをつくっているので。

真田 DNAがちょっとずつ。

曽山 社内用語が結構一緒だったりしますね。読み表とか、詰めるとか。なんかそういう言葉とか、もともとはどこで使われていたのかわからないですけど、そういうふうにつながってるという。

真田 なるほど。

曽山 はい。

真田 リクルートさんから見てどう見えるんですか。

出木場 あの…まったく同じだなって思います。だから、何ですか、それいわゆるこう……こういう制度がありますよっていうのは、ほぼすべてある感じに見えますね。

真田 はい。ありがとうございます。

■圧倒的な当事者意識

じゃあ、逆にその本家リクルートさん。こんな制度でこんな社員が生まれてるとか、そういうこと教えてください。

出木場 そうですね。制度っていう意味で言うと、曽山さんに多分聞かれたほうが、多分ちゃんと答えていただけると思うんで、あれなんですけれども。

やっぱり制度のもとになっている風土みたいなところっていうのは、さっきもちょっとお話しさせていただいたような、起業家精神みたいなところなんで。われわれはその4つのスタンス、6つのスキルみたいなので、一応評価をするようになっているんですけども。

そのスタンスっていう中でも1つの圧倒的な当事者意識ってやつですね。もしあなたが経営者だったらっていうやつをですね。

これをどう考えるのかっていうのと、「ミッショングレード制度」っていう普通でいうとですね、そういう制度ってあるよねっていうと思うんですけれども。いわゆる部長になるとか課長になるとかっていうですね、昇格ではなくて、この仕事にはこういう報酬がついてきますという制度なんですね。

なので、実は2年に1回役員を切り替えるとかという制度っていうよりも、実はそれよりも比較的いわゆる外の会社でいう部長クラスとか本部長クラスの人たちが、制度というよりももっと早く入れ替わると、いうことがですね。

なぜかっていうと降格ではなく、人の役割が変わっていくというふうになっているので、僕も正直に言うとですね90センチくらいの机に座っているんですけれども、降格に明日なるかもしれないっていうのが怖くてですね。

大きな机とか大きな椅子に座るとですね、ちょっと次の日からかっこ悪いっていうのがあって、ちょっと半分あの……怖いっていうのもあるんですけれども。でもそれはすごくあの……なんていうんですかね。ヘルシーにやっていける、ベースになってる制度なんじゃないかなっていうふうには思いますね。

真田 少しお伺いしたいんですけど、リクルートの人ってみんなめちゃくちゃよく働くじゃないですか。ヤフーさんは割と緩い感じでって言ってますけど、リクルートさんはその反対で、やったらもう深夜まで働いたりとかですね。

それは強制されているわけでなく、自ら働くじゃないですか。あのモチベーションはどこから湧いてくるんですか。

出木場 やっぱり圧倒的な当事者意識っていうところに尽きると思うんですけれど。この仕事を……かなりわれわれって個の開放みたいなの、たぶんもともと非常に意識されて作られている組織で、あなたは何がしたいんだということを問い続けると、やりたいことがあるならリクルートにいてやりなさいと。

それがないんだったら、もう辞めればいいんじゃないですかというようなことに対しては結構さらっとしてると思うんですね。

そうすると、本当にやりたいっていうことって、辞めるって言われてもやるじゃないですか。なのでわれわれの労働管理ってどっちかっていうと、辞めろっていうことを結構言ってるんですね。時間が長くなっちゃうんで。それを下げるっていうのは結構一生懸命ですね。

そういう意味では圧倒的な当事者意識とかっていう、われわれが大事にしているスタンスって4つあるんですけれども、こういったところがすごく風土を作ってるんじゃないかなというふうに思いますね。

真田 なるほど。ありがとうございます。そして最後は、ではグーグルはなんか特徴的な?

徳生 そうですね。みんないいとこ言われちゃった感じするんですけども、川邊さんおっしゃったようにやりたいことがあってっていう、うちの会社来る人が多い。たとえば大きなデータを扱ったり世界中にサービスを出せる。やってみたら次の日100万人が使うサービスが作れるとか、そういうインパクトを作りたいっていう人が来ます。そのモチベーションはもともとあるっていうのは非常に大きい利点だと思います。

実は給料を下げてでも来たい人とかもいて。そういう人がいるっていうのはうれしいと思うし。1回入ったらそれを妨げない努力をしている。

具体的に言うと福利厚生とかですよね。食事は朝、昼、晩って全部出るし、お菓子とかいろいろ置いてある。

真田 オフィスの中にビリヤード台あるんですか?

徳生 ビリヤード台とか、フーズボール(テーブルサッカー)とか、ロッククライミングの壁とか。

真田 ロッククライミングの壁。

徳生 はい。カラオケルームとかあって。

川邊 かっこいいなー。

真田 昼間っからカラオケ歌ってても誰も怒らない。

徳生 怒らない、ですけど。

実は、社内用の名簿ツールみたいなものがあって、それには、連絡先とか顔写真とか出るんですけども、そのほかにケン・トクセイが、どんなミッション持って動いているのか、僕の部下がどんなミッションを持っているのかをひと目で見ることができます。

 

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