年末年始のヨーロッパ旅行は安全といえるか

「ウチの近所」でテロ事件が起きる戦慄

クリスマスのネオンが彩られる繁華街は買い物客であふれる(ロンドンにて)

「フランスでテロ事件が起こったでしょう? あれで私の北欧行き出張が吹っ飛んじゃった。クリスマスマーケットに行けるって楽しみにしていたのに……」

都内の貿易会社に勤めるK子さんが嘆いていた。はたして欧州はいま本当に危険な状態にあるのか、年末年始の旅行シーズンを控えたいま、現状を伝えてみることにしよう。

フランスはいまも非常事態宣言

この連載の過去記事はこちら

11月13日にパリとその近郊で起きた同時多発テロから1カ月以上が過ぎた。

国際ニュースにあまり興味がない人でも、その影響で、仏ボルドーで当時行われていたフィギュアスケートのグランプリシリーズが大会途中で打ち切りになったため、「フランスで重大なことが起こった」と知った人も多かったかもしれない。

緊急事態宣言のパリでは、空港を迷彩色に自動掃銃を持つ軍人が頻繁に警備している

事件現場がパリ中心地の劇場だったり、サッカーやラグビーファンなら誰でも知っているサン・ドニのスタジアムだったりと、一般市民に親しみのある場所だっただけにそのショックはとても深い。

しかも犯人のうちの一部が「難民に混ざって欧州に渡って来たテロリスト」と判明したため、それまで難民に対し比較的同情的だったフランス国民たちも一気に態度を硬化したようだ。

次ページクリスマス商戦でロンドンは超熱気
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
直撃!公取委の本音<br>杉本委員長が激白

リニア談合に地銀の統合、アマゾンジャパンへの立ち入り検査まで、公正取引委員会が「一喝」を繰り出す場面が増えている。司令塔である杉本和行委員長が語る、国際標準の競争政策。