
新たな出会いを求めてのイベント列車の旅は楽しい。写真はお座敷列車(写真:yellowblack/PIXTA)
12月というと、クリスマスや忘年会など大勢で集まって楽しく過ごす機会が多い。顔見知りの職場や学校、知人など仲間で集まることも多いだろうが、いつも同じメンバーでは面白くないと考えている人も少なくないだろう。時には、今まで縁がなかった人と同席し、新たな出会いを求めたいと考えている人もいるのではないだろうか。
そんな人のために、年末を楽しめそうな賑やかな「イベント列車」をリストアップしてみた。
忘年会列車で隣の人と乾杯!

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1)「ヱビスビールトレイン」
「列車で忘年会を」という人にぴったりの企画が、「ヱビスビールトレイン」だ。ここ数年来、JR東日本がビール会社とタイアップし、お座敷列車を使って走らせているもので、新宿(東京都)を出発し、普段旅客列車が走らない貨物線などを経由して新宿に戻ってくるイベント列車だ。
毎年ルートが異なり、車内では夕食用の駅弁が配られ、ヱビスビール(缶)が飲み放題である。2人以上から申し込め、大きなテーブル席では、他のグループと相席になることも多い。女性2人の参加者も目につき、隣のグループと意気投合して盛り上がったりする。首都圏在住ならおススメの列車で、今年は12月11日と18日(いずれも金曜の夕方)運行される。
とはいえ、人気列車なので、この記事が公開される時点では満席になっているかもしれない。
2)観光列車「つどい」
忘年会列車で検索していくと、関西では近鉄が観光列車「つどい」を使い、キリンビールとタイアップした企画を立てている。往路は大阪上本町発、大阪線で八木西口連絡線経由、橿原神宮前到着。帰路は大和西大寺経由で大阪上本町着というルートで、関西在住なら参加してみたくなる。12月9日実施で、17日は同じルートでクリスマス列車を運行予定だ。
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