総理の器量 政治記者が見たリーダー秘話 橋本五郎著
この国の政治状況を憂える政治記者が、歴代総理にあって最近の総理にないもの、真のリーダーシップとは何なのかを問う。三木武夫から小泉純一郎まで、著者が実際に取材してきた経験から、国民の生命・財産を預かる国家の最高指導者に必要な資質を浮き彫りにしていく。
各人の政治手腕の解説もさることながら、自宅玄関前に支援者からもらったタヌキの置物を大事に飾っていた福田赳夫。「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう」を実行していた竹下登。テレビ番組に気さくに生電話出演してしまう小渕恵三など、彼らの人柄を感じさせるエピソードが興味深い。
今の政治家には気概がないと活を入れる。
中公新書ラクレ 777円
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